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チャイムが鳴り、ユミコとタケシは、 自分の席に座ってもまだ言い合いをしていた。 「ばーか!」 「そっちがバカよ!」 リュウイチはユミコとタケシの言い合いを見て、 ニヤつきながら言った。 「おい!ユミコ!この前タケシがオマエのこと気になるって言ってたぞ!」 「なに言ってんだよ!リュウイチ!」 タケシがユミコの方を見ると、ユミコは下をうつむいていた。 「なんだあいつ?」 教師が教室に入り、教室内を見渡すとうるさい教室を静かにさせた。 「じゃあ今日は、110ページ。」 教師は黙々と教科書を読み始め、授業を始めた。
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