序章

9/12
前へ
/274ページ
次へ
男は被害者の家に着きチャイムを鳴らしたが、 中から何も反応がなかった。 「何だ?留守か?」 おもむろにドアを開けてみると、カギが掛かっていなかった。 (警察が来る前に、ちょっと色々見せてもらうか・・・) 部屋は狭いが、綺麗に整っていた。 男は手袋をハメ、部屋に入り、なにか手掛かりがないか探した。 (知り合いの部屋をまさかこういう形で、  入ることになると思わなかったな・・・) 男は、まず手当たりしだいに、ゴミ箱や机の上を調べたが、 手掛かりになりそうな物が見つからなかったので、 あまり人の目が行き届かないベッドの下などを調べた結果、 2つのアルバムを見つけた。 (何でこんなところに隠す様に置いてあるんだ!?)
/274ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加