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ユカリは、嬉しそうに言った。 「実は、春休み入る前に、4組の白井隆文と付き合ったんだ。」 アオイは、名前を聞いても反応できなかった。 「ゴメン・・・誰かわからないや・・・」 「だよね。1年生の時、私達とは違うクラスだったし、  私も告白されるまで、正直知らなかったよ。」 アオイは、ユカリと付き合っている白井について聞いた。 「どんな人なの?」 「うーん・・・優しいかな?」 「へぇー春休みに、何度か会ってたの?」 「うん。街歩いたり、映画とか水族館とか行ったよ。」 「いいなぁ。」 ユカリは、アオイの肩に手を乗せて言った。 「アオイも彼氏作ればいいじゃん!」 「作ろうとして作る物じゃない気がするんだけど・・・」 「アオイは、可愛いからすぐ彼氏できるよ。」 アオイは、少し間を置き言った。 「でも私は、やっぱり好きになった人と付き合いたいな。」
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