如月は勇気を振り絞ったりしてみる

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「あの挨拶……確実にこの学校の先生達を敵に回したよな」 「いずれみんなが気付くことだ――それが早いか遅いかだけで間違ってはいないさ」 これで何か言われたら正直困るが、後悔は決してしない。 ……停学はないよな? 「それよりもかわいい子いたか?」 「生徒会長がいただろ?」 あれは性格においても容姿においても男女関係なくモテるだろう。 「確かにあの人はよかったけどもこのクラスの女子に言えるが――小さすぎる」 「お前最悪だな……」 こいつと友達やめようかな? 「女性の良さは母性だ。そう、胸が大事なんだ」 楠田の言葉に楠田とクラスの女子との間で壁が出来たのを感じられずにいられなかった。 確かに俺と楠田の周りが広くなった気すらする。 物理的な距離にまで現れだしたか。 てか俺までおかしいと思われてないか!?
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