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『そうだ、久々に博士のとこにでも行こうかな』
向かう場所は名古屋異能国際研究所という
異能の研究での実績は世界に認められている程だった
『あれー俺のiqod....どこへいったんだ~』
しばらく探すがやはり無い
『ああ失くしちまった』
散歩や登下校によく愛用していたiqodという
ポータブルミュージックプレイヤーを守男は失くしてしまった
『おおnirvanaよ...今日はあなたの音楽の力なしに外に出ろと?』
落ち込んだ顔でそう呟いた
『まぁ今日は我慢するしかねぇーな』
『よしそろそろ、行こうかな』
家のドアノブに手を乗せ、ドアノブを捻り、扉を開けた
外の天気は曇り
歩きで博士のいる研究所に向かった
『マジで気分のらねぇー...』
『こんな時、feederのjust the way i'm feelingが聴きたくなるよ』
となんだかんだで名古屋異能国際研究所に着いた
ウィーン...
自動ドアが開いた
守男は研究所のフロントロビーの受付嬢に用件を話した
『おはようございます歪華様、今日はどのようなご用件でございましょうか?』
『今日、辻本博士はいますか?博士に会いに来ました』
『はい、現在、地下2階の怪抗体研究室で研究中です』
『博士に連絡してもらえますかね?』
『了解致しました、では少々お待ちを...』
prrrrr....prrrrrr......
受付嬢が2階にある研究室の映話スクリーンに通信を行っている
研究室では映話機が鳴りづめに鳴りだす
prrrrr.....prrrrr.....
『なんだ?研究中だぞ?どこから通信がきている?』
ここは真っ白な静かな研究室。
『フロントロビーの受付から通信がきています』
『繋げろ』
辻本の助手は受付からの通信を承諾し繋げた
ブゥオーン....ザザザザ
するとフロントロビーにあるホログラフィックモニターが空中に光を当て映話スクリーンを映した
反対に地下2階の研究室でも映話スクリーンが映し出されている
『誰だ?』
『おっちゃん!』
『おお守男か!久しぶりだな!!』
『おっちゃんも元気そうだな!』
『今、そっちへ向かう』
辻本は映話を切った
辻本は研究を助手の奈那子に任せ、研究室から小走りで去った
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