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午前6時-某港
「うぅ~寒っ!」
朝早くからコンテナの裏で待機しているんだが一向に姿を現さない敵組織…
ピーピーピー
耳に付けている超小型イヤホンから呼び出し音が聞こえる。どうせアイツからの呼び出しだと思うけどな
ゆっくりと手を耳にかざした瞬間女の声が聞こえた。やっぱりアイツだ
「マット!毎回毎回さぁ応答が遅いって言ってるでしょ!SPYの中で一番能力高いんだから、そういう性格は治しなさいよ!」
ま~ったくうるさいもんだよ。お前は親かって言いたいところだが、ここは大人しく引き下がろう
「サラに聞きたいんだが、敵組織が全く姿現さないんだ。これはどういう事かな?」
すると予想以上の答えが返ってきた
「あなた!何年スパイ活動行ってるの」
一年だが…
「そもそもねぇ!あなた一流のスパイなんだから自分で考えたらどう?」
一流な訳ない…
「あなたの親じゃないんだから!」
親みたいじゃん…
一個一個に突っ込みたいとこだったが、これ以上怒らせたくないから黙る
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