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「ちょっと何か言ったらどうなの?」
俺はもう一度耳に付けているイヤホンに手をかざした
プチッ
このイヤホンは便利なもんで手をかざすだけで通話をする事ができる。さらにイヤホンを付けた状態で話したい相手のコードを言うと自動で繋げる事ができるスパイ必須の道具
我ながらすごい物を発明したな
ジャリ…ジャリ…ジャリ…
距離からして5メートル黒ずくめの男がいる
油断した…距離が近すぎる為身動きがとれない。さらに最悪な事に、この場所が比較的に静かな港な為、銃を取り出すにも居場所がバレてしまう
スパイに油断は禁物…局長のシブい声で脳内に再生される
ジャリ…ジャリ…ジャリ…
くそヤバい…深く帽子を被りどこを見ているかわからないが確実にこちらに歩み寄ってきている。しかも手にはマシンガン!
いきなり死亡フラグ
って今考えたら、こっちに来てるってことは居場所がバレている?
仕方ない…行動あるのみ!
俺は勢いよくコンテナの影から飛び出した。
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