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「................。」
電話の相手は何も話さない。
「もしもし……克己........?」
あり得ないと100%中の99%思ったが、あとの1%はもしかしたらと思う自分がいた。
「ごめんなさい…。藍原君の番号知らなくて、克っちゃんのケータイ使ってかけてしまったんです。驚きましたよね…。」
電話の相手は小百合さんだった。
「あ…別に。何か用かな?」
「あの…この前克っちゃんに貰った水族館のチケット........。今日までだから…一緒に行きませんか?」
そう言われて思い出す。
そう言えば克己、渡してたな…。
「そっか。いいよ。何時に待ち合わせる?」
「9時に駅前の喫茶店なんていかかですか?」
「分かった。じゃあ、9時に駅前の喫茶店で。」
「では、また。」
「はい。」
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