コレが日常

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楓「どーして先生はそう堅いの?似てるじゃないですか、『アホか兄さん』!」 絢斗「だからってテストでそれ書いちゃ駄目だろ。」 楓「いやアフガニスタンって解ったんですよ?けどコレで覚えちゃったんでつい……」 絢斗「はぁ……」 Mクラス担任、鏡絢斗は深くため息をついた。 絢斗「あのな、紅葉。お前は何でこのクラスに移動させられたかと、どうしてこんなレベルの低い授業してるか分かるか?」 絢斗の問いに答えを探す楓。が、結局すぐに考えるのを止め、いつもと同じく思った事をそのまま口に出す。 楓「えーっと………移動させられたのも授業の事も、皆のレベルが私に追い付いてないから!」 絢斗「お前の中での自分の評価はどれだけ高いんだ!?」 楓「10が最大で1が最低。勿論私は10だよ!」 絢斗「レベルMAX!?どんだけ自分の事好きなんだよ!?」 楓「因みに先生の評価は5。もっと頑張ろうね……?」 絢斗「あれ?!何で俺が慰められてんの!?」 キーンコーンカーンコーン 2人の言い合いに終止符を打つようにチャイムが鳴る。 絢斗は疲れきった顔をして、授業を終了させ、教室を後にした。
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