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煌「いくぞ……。」
煌が呟く。
シュンシュンシュン!
それは一瞬の―――刹那の出来事
手が刀に触れたと同時に、楓の髪が宙を舞った。
もう彼女が刀を抜いたかどうかさえ判断に困る程、それ程までに煌の剣捌きは速く、凄まじかった。
見ていた3人はその出来事に思考が追いつかず、固まっていた。
髪を切られた楓は目を強く瞑っていた。
そしてゆっくり片目を開ける。
煌「こんな感じでどうでしょうか、お客様?」
煌は手鏡を楓の前に出す。
楓「………す、凄いよ煌ちゃん!バッチリだよ!これが私が望んだ理想の髪だよ!」
鏡に映る新しい自分を見て、大喜びする楓。
麻那「………え?なんか変わった?」
一番初めに状況を把握したのは麻那だった。学年主席は伊達じゃないらしい。
楓「変わったよ!髪が短くなったよ!2㎜ぐらい!」
セレナ「あの一瞬で2㎜切る煌ってある意味凄いね。」
雲雀「うん。ちょっとでも失敗したら楓ちゃんの頭がグチャッ!ってなって血祭り状態になるのにね。」
楓「ちょ、ちょっと雲雀ちゃん……物騒な事言わないでよ……。」
楓は結構マジでビビった。
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