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いてもたってもいられず木刀を持って廊下に出た
「....るな!」
今の声は!
聞き覚えのある人の叫び声が聞こえ階段を駆け下りた
「智史!当夜!」
僕の目線の先にはひとりの大人に襲われてる友達の姿があった
考えてる余裕はない!!
僕は駆け出し後ろから掴みかかった!
ふたりから引き剥がして吹っ飛ばす
「だ、大丈夫か?」
「ありがと玲..大丈夫..」
「俺も大丈夫..」
顔色は悪いが、ケガはなさそうだ。
一体なにがあったのかと聞こうとするが、そんな余裕を与えてはくれなかった。
吹っ飛ばしたさっきのやつが起き上がってきた。
その姿はあまりに異様で恐怖を感じた。
よく見てみるとさっき感じた違和感の正体がわかった。
「おいおい、あいつ死んでるのか?」
あまりに生気のないその目とつかんだときのひやっとした感じは生きてるもののそれではない気がした。
「死んでるって..どうすんのさ!?」
「決まってるだろ..こうすんのさ!!」
こっちに向ってくるやつに駆け寄り肘をやつの胸に叩き込み、一瞬ひるんだ隙に後ろに回り込み..
グキ...
首を折った..
「....死んでたんだ..元々..」
自分に言い聞かせるように呟いた。
「玲..」
「玲くん..」
ここで心配をかけさせるわけにはいかない
「大丈夫大丈夫!それにしてもなんなんだこいつは..」
「わからない..いきなり襲いかかってきたんだ..」
智史がカオを怖らばせて言った。
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