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目が飛び出さん位陽一が驚いた顔をしたので、美雲はスッと身を引いた。
「別に怒らせたかった訳じゃなく~置いてほしいだけなの!お願い!!」
今度は拝みにかかると、陽一はため息をついた。
「お客さんに聞かれたら知り合いの店だと言っておくから…」
「やった♥」
「でも!夜の話はこれ!」
陽一は自分の唇に人差し指を縦に当てた。
「わかってるわよ~それ位~じゃあ、お願いね♥」
美雲はニッコリ微笑んでポケットティッシュの束を押し付けると、手を振りつつ出て行った。
ため息をつきつつポケットティッシュをカウンターの端に並べる。
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