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姉に叩かれてもまだその事実を認めたくない私は1歳年上の兄に聞きに行きました。
当時の兄は、私と違ってのんびりとした性格だったように思います。
兄に聞いても、解らないし、興味もない。冷たい反応でした。
今になって思えば、子供ですから…兄はただ目の前のプレゼントが嬉くて、私の言う事などどうでもよかったのかもしれませんね(笑)
この衝撃的な事件は、私の一番古い記憶なのではないでしょうか?
こうして私は、早い時期に姉によってサンタクロースを信じない子供となってしまったのです。
大人になり、私は保育園で保育士をしていました。
クリスマスの時期になると毎年子供たちとサンタさんの話をします。
そしてこの事を思い出し少し寂しくなったりします。
もう少し夢見る子供でいたかったなぁ…と。
保育園のお昼寝の時間。
子供を寝かしつけながら小学生のお子さんを持つ先生とサンタさんの話になりました。
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