プロローグ

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私は救われなかった。 自ら救われに動くのも諦めた。 だからこれから先も救われることはないだろう。 しかし、だ。 今から救われたとして何になろうか。 私は既に底が無いことを知ってしまった。その恐怖を知ってしまった。 いじめ、虐待、親族の死、病気、無視。 何故私はこんな生活を強いられているんだろうか。日本と言う国は、落ちれば落ちるほど救われ難くなる国らしい。 とりあえず私は、復讐から始めることにした。それから私のことを考えよう。
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