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降りしきる雨の中。 俺はありえない光景を見た。 それは、 ダンボールにはいって 人が捨てられていたんだ。 裕福な日本なのに、 どうして、こんなことが... 「君大丈夫?」 俺が声を掛けても、 肩を揺すっても 声すら発しなかった。 ここに、置いていくにも 俺の良心が痛む。 「俺が連れてかえるか」 彼の体を持ち上げると、 思っていた以上に軽かった。 内心すこし、 ドキドキしていた、 だって、 何かが変わる気がしたから
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