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チリン…
鈴の音が響き、目の前のカーテンが開いた。
「ハロルド。」
頭上より掛かる飄々とした声。
「はい、此方に」
「お前に調教を頼みたい奴隷がいる」
「…はっ、仰せのままに」
「名をロゼッタと言ってな。まあ、ストックなのだが…ほら、先日キールが壊れたであろう?だからその穴埋めに調教して欲しいのだ」
「承知致しました」
俺は跪いたままカーテンが閉まるのを確認すると立ち上がり、謁見の間を出た。
俺の名はハロルド。皇子専属奴隷調教師という長ったらしい称号を持つ調教師だ
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