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華やかな王宮を抜け、階段を降りてゆくとその先に広がるのは暗い奴隷牢。
その奥の部屋にいる少年。
「彼がロゼッタ様です。」
執事が部屋の鍵を開ける
「どうも」
その部屋は真っ白な部屋で全裸の奴隷の為か温度が高い。
「ひあっ!誰?」
鎖で繋がれたロゼッタという奴隷は俺を見ると怯えた。
「怖がらなくていいです。私は貴男の調教師、ハロルド。と申します。先生とお呼び下さい」
「先生…?」
「調教、と言ってもあまり痛い事は致しません。私の調教は快楽を覚えさせるのが主です。調教の時間以外は貴男を大切に扱いますから」
「痛い事しないの?前の先生みたいに」
「前の先生?」
ロゼッタの前の調教師、という事だろうか
「前の先生、俺の事、殴った。嫌だって言ったのに止めてくれなかった…」
ロゼッタは涙を流しながら俺を見つめる
俺はその涙を舐めた
「まずは、鎖を外しましょう」
貰った鍵で鎖を外す
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