エピソード19

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「ああ…情けないわ…」 「ああ…情けないよ…」 「自分で言うな!!ドアホが!!」 ヤスアキさんはこう言いました。 「職場と家庭の往復だけだから…それがつまらないのだよ!!」 アタシはこう言いました。 「つまらない!?」 「そうだよ!!じゃあ聞くけれど…何のためにさ、働く青年の会とかがあるのだよ!!習い事は、何のために行くのだよ!!友達を作るためか!!家庭と職場と青年の会だけの往復なら…」 アタシはキレてしまいました。 「やめてよもう!!あんたそんなにグダグダ言うのだったら、働く青年の会に行ってもお断りされるだけよ!!」 「上等だ!!断られたってかまんわ!!」 「ああ、もう情けない!!もういいわよ!!」 アタシは立ち上がって、トートバッグを持って玄関に行きまして、白いシューズをはいた後、ヤスアキさんにこう言いました。
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