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「何よ!!アタシがいつヤスアキさんの夢をぶち壊したと言うのよ!?言いがかりをつけるのもいいかげんにしてよ!!」
なんでなの…
どうしてアタシがヤスアキさんに怒鳴られなくちゃいけないのよ…
「なんとか言えよ!!」
「何よヤスアキさん!!ヤスアキさんこそできもしないこと言わないでよ!!」
「何だと!!」
「アタシも働いているのだから、ヤスアキさんも仕事を探して、採用をもらって働きなさいよ!!」
アタシとヤスアキさんは、毎日のように角突き合わせの大ゲンカを繰り返していたのでありました。
次の日のことでありました。
アタシは、パチンコ店の清掃の仕事を終えて、電車に乗って桶川の駅に帰ってきた時でありました。
「亜依~」
ヤスアキさんはまた、猫なで声でアタシに言いました。
「何よ!!仕事は見つかったの!?」
アタシは、無愛想な声でヤスアキさんに言いました。
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