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「まさか水晶にヒビを入れるなんて……、しかも魔力は測定不能。君はいったい何者だい?」
「何者って言われても、一人旅をする人ですけど…。えぇと…」
そういや名前聞くの忘れてた。兵士さんの名前も聞いときゃよかった。
「ああ、僕はローグ・レンティアっていうんだ。ここのギルドの運営もしている。ランクはSSだよ」
「俺っちはレンゲ・ヒシミヤって言います」
お互いに名乗っとく。てかローグさんSSランクってかなりすごいな。流石はギルドをまとめ上げるだけとはある言えるなぁ。
「さて、次は属性だよ。隣の部屋に来て」
「水晶壊しちったみたいですけどいいんですか?」
なんか水晶ってガラス玉だったとしても高価に見えて仕方ない。弁償しろ言われてもできひんで。
「ああ、それについては大丈夫。必要な備品として国から支給されるからね」
王様ごめんなさい。なんか早々軽く迷惑かけます。
「さぁ、さっきと同じように魔力を流して。色が濃ければ濃いほど質もいいって事になるしね」
よっしゃ、やったるぜい。全属性とかなって目立つのだけはご遠慮願いたい。
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