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まあ、なにが言いたいかというと…
転生ってあるでしょう?
あの神様に手違いで殺されてってやつ。
うん、私ね~、
転生なう
目の前に金髪超イケメンがいるんですよ。神様らしいです。
うん、でもね?
私はさっき言った通りブサイクな事に誇りを持っているわけだ。
色々な能力を持たせてくれて、ファンタジーな世界に転生させてくれるのはいいんだけど……
「だから嫌ですって!」
「なんでっ!? 超イケメンになったら女の子にモテモテなんだよっ!!」
うん、こういうことなんですよね…
この神様が善意で言っているってことはわかるんですよ。
でもね? 私はもうこのブサイクな顔と共に生きていくって決めてるんですよね…
「私がブサイクなことはわかっています。でも私は親から貰ったこの顔を嫌ったことなんかないです。
親から貰った顔は大事にしないと、ですよ」
「……こ、こんなパターンは初めてだよ…」
ん?パターン?
「え? パターンって、私みたいに手違いで転生することになったやつってそんなに多いんですか?」
「いや、まぁだって仕方ないじゃん… なんで書類なのさ… もっと破けない材質にすればいいのに…あの糞爺…」
あー、なんか神様がものすんごい落ち込んでいらっしゃる…地雷でしたか…
「だいたい…毎日毎日かわるがわるで美女侍らせて気持ち悪いことこの上ないわ…
仕事もろくにしないくせに、あの糞爺…
なんであんなのが、最高神なんだよ!!」
うぉう!! 神様からどす黒いオーラがっ!!
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