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やっていることのスケールはでかいが、人間関係(この場合神様関係ですか?)などは殆ど同じでした。
中間管理職な神様も相当苦労しているようです。
上には最高神な重役から、様々な面倒事は言い渡されるわ、部下な天使達の育成も思うようにいかないらしい、同期の神様達とも、最近は上手くいっていないそうな。
まあ、今ではこの酔っ払ってる神様とは友人の仲である。
「それでね? それでね? ぶさおくん~聞いておくれー」
ちなみに、ぶさおって私の名前ですよ?
うちの親も、まあなんともストレートな名前をつけたもんです…
名前はあれですけど、親にはしっかり育ててもらいましたし、別に虐待されていたわけでも、嫌われていたわけでもないので、父さんと母さんは普通に愛しています。
まあ、いまとなってはこの顔と一緒で私と一緒に長年つれそってきた友ですかね。
「はいはい、こりゃあ朝まで続きますね…」
「………」
無言で、私の前に一際大きいおでんのたまごを置いてくれる、店のオヤジ。
…頑張れってことですかい、シブいぜ店主…
ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
そして朝である。
「結局、酔いつぶれちまいましたなー…」
「Zzzz」
愚痴りに愚痴って憑くもの取れたのか、にこにこしながら寝てますし…
ま、たまには吐き出すことも重要なんですよ…今までは、周りに聞いてくれるやつがいなかったみたいですしなぁ…
それはそうと、どうしよう……
神様は寝てしまったし、背負って連れていこうにも、どこに行けばいいかわからないですし…
神様が起きるまで、ここにいるっていうのも店主に迷惑かかっちまいますし…
「……そいつが起きるまで、ここにいるといい」
私が、困っているのを感づいたのか、私が聞くまえにそう言ってくれる店主。
シブい、シブいぜ店主!!
てゆーか、店主って喋れたんですね?
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―..
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