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「へぇ、おもしろそうですね…」
常識を超えることができるってのは、すんげぇチートですけど…
「ほんと!? いやぁ、昔僕が考えたんだ、これ! 誰も選んでくれなかったんだよねぇ…」
「そうなんですか? まぁ、他にグッとくるやつないですし、これにしてください」
「よしきたっ!! そんじゃあ、とりあえず能力の説明するね?」
「ん、わかりました」
「まず、思考が早くなるって言うのは、例えばだけど、テストの時に時間を気にしなくてすむとかかな? ようは名前の通りの意味だね~」
「もう少しマシな例えはなかったんですか…」
まあ、ようは時間に困らなくなるとか、殴り合いになった時にパンチが見えた瞬間に、対処法をゆっくりと考える事ができるとかですかね…
まあ、対処法がわかっても、体が動かなきゃ意味ないですけど…
「そんで、常識を超える能力だけど、これに関しては、一部を除いたありとあらゆる事に関しての常識を超えられるね。
例えば、修行しまくって人間の筋肉の常識を超えたりね?」
うーん、やっぱり常識を超えるってのは応用が効きすぎますね…
私はあんまりチートすぎるのも嫌ですし…
異世界に行ったら、修行したいんですよねー、魔法とかあるらしいですし…
「一部を除いたってゆうのは?」
「世界を壊す事になるような常識」
「なる程、でもやっぱりチートすぎるんですよねー、一度に一つの常識しか超えられないっていうのはどうですか? それから、強力なもの程リスクがあるようにして、それで、成長に合わせて色々と制限が解除されていく、みたいな?」
「あ、それいいね!!
それじゃあ、それで転生しようか?」
「えぇ、いいですよ」
私が頷くと、神様は能力の書かれた紙に俺の名前を書いた。
「うん、これでおっけー。
それじゃあ、向こうでの名前と年齢はどうする?」
「そうですね…向こうでの名前ってやっぱり、外国風なんです?」
「そうだね」
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