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「名前は親から貰ったものですし捨てたくないですから、少し切って『ホントニブ=サオ』で」
ホントにぶさおです。
「えぇ~…本当にそれでいいの?」
「ぶさおを名前に入れるとして、他にいいのが思いつきません」
「まあいいや… それじゃあ転生するとき年齢はどうしようか?」
「5歳でいいです、向こうにも学校はあるんでしょう?」
「うん、15歳から入れるよー?」
「15までは修行して、学園生活ですね」
10年間、みっちり修行すれば普通の学生よりは強くなれるだろう。
私はブサイクだからな、ある程度は強くないと学園に入った時に虐めの対処ができん。
「5歳だね?
よし、これで転生の準備が出来たよ」
おおぅ、突如目の前に黒い渦が現れました。
これが、異世界に行く道なわけですか。
これで晴れて新しい世界へ向かえるわけですね…
「ぶさおくん、僕が愚痴りたくなったら、また一緒に飲みにいけないかな?」
私が、黒い渦の中に恐る恐る入ろうとしていると、神様がポツリと呟く。
てゆーか、やっぱり愚痴りたいんですね…
「ん、神様が呼んでくれるんならいつでも行きますけど?」
私がそう言うと、神様は顔をぱあっと輝かせて喜びの表情を浮かべる。
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