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ドオォォー…ン!!
ドン!ドン!ドン!!
ドォォーン!ドォォーン!
爆音が、地鳴りが、獣のうめきが鳴り響く
二人の戦士は眼前に広がる一面の敵の群れに相対していた。
「もうこのエリアも危険だ!!
ドゥフトモン、お前は逃げろ!」
「冗談じゃない!!
私も誇り高きロイヤルナイツが一角、敵に背を向けるなど…」
「冷静になれッ!!!
お前は我らの参謀だろ!!
お前が生き延びれば、またチャンスが巡ってくる!
それに、散っていったナイツたちのデータを持っているのもお前だ
奴らの復活もまたお前の手にかかっている!」
「………分かった。ならあなたも共に!」
「フンッ!
こんなに多くの敵を相手に出来るのは俺だけ、足止めは必要だ…任せろ」
「しかし!!」
「早く行けェ!!!!」
豪快な戦士はドゥフトモンと呼ばれたもう一人を突き飛ばした
「敵は目算、究極体級がおよそ3万7千。
中にはその上レベルもいるか、
七大魔王も5人……
ここで一体でも多く討つことが俺の最期の仕事か」
(…ドゥフトモン、任せたぞ
真の平和の為に…
これまで世界を救った英雄たちと、
新たに選ばれる者たち…
きっと彼らがデジタルワールドに光を…!)
「ウオォォォォォォーーーーーーーー!!!!!」
「―‐…モーーンッ!!」
(くっ……
このドゥフトモン、君との約束は守る!
命に替えても!!)
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