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「ふあぁあ…」 どうも朝って苦手だ。 俺は、大きなあくびをしながら、頭を掻いた。 『付き合って、くれない?』 「……え?」 近くから声がして、俺は声を頼りに、ゆっくりと足を進めた。 そこには、三年の先輩と… 涼介先輩。 俺は、二人に気付かれない様、倉庫の陰に隠れた。気付かれない様に、と気を張ると、土を踏んだ小さな小さな音でさえも気になってしまう。 『好き、なんだよね…涼介君の事が』 『へっ……!?//』 俺がいる位置からは、二人の横顔が見える、丁度良い位置な訳で。三年の先輩も、良い顔してるし、涼介先輩も照れてるし…。 体育館裏で告白、か……。 なんつーか… ベタ過ぎるだろ。
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