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そんな事を言いながら、涼介先輩はずっとにこにこしている。 この人には、羞恥というものが無いのだろうか。 いつもいつも…… 可愛い…けど…。 「はぁ、じゃあもう会えたでしょ?帰ってくださいよ」 「えぇ~?そんな冷たくしないでよぉっ!」 涼介先輩は、駄々をこねる子供の様に、俺の腕をぶんぶんと揺する。 計算なのか、自然なのか、上目遣い。 「うわっ…!/」 俺の腕を掴んでいた先輩の腕を、無理矢理自分の方へ引っ張った。 そんな事を予想していなかった先輩の体は、簡単に俺の胸へ引き寄せられた。 顔を近づけ、目線を合わせる。 「……そんなに俺と居たいなら…これから俺の家にでも来ますか?」
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