唐突な嵐

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卒業式と終了式が同日なのは珍しかった。 「何でこんなに遅いのよ!!」 母親は持っていた物を私に押しつけてきた 「っ…!うぁ…あぁぁぁぁあ!!」 激痛。焼けるような痛みが身体を捩らせる。 「り、離任式は早く帰って来ますから…」 許して下さい と言い終わらぬ間に腹に強烈な痛みが走る。 「そんな言い分、通じないわよ」 「……」今日はもう限界みたい…。 視界が暗くなってゆく…。 先生と仲直りしたいな…。 そういえば、誰が転勤するんだろう…。 どうでも…いいゃ…。
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