恋の始まり

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~生徒指導室~ 「そ、そろそろ放して下さい…」 「腕、見せてくれたらね」 「ひ、卑怯です。せんせぇ」 「御願いだ。心配なんだ」 「またそんな嘘ついて…」 先生の目は、未だかつて無いくらいに真剣だった。 「また今夜眠れないじゃないか…」 「こんなこと言っても、信じてもらえないかも知れないですけど…」 実は、ぎ、虐待されているんです。と勇気を出していった 「何で今まで言わなかった?」 「だって、言ったことばれたら…親に何されるか」 「馬鹿だな」といって先生は笑ったそして優しく 「なんかあったら、相談してよ」 「え…」 信じられずに涙が溢れた。
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