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僕が主人公のアクションゲーム。
立ちはだかる強い奴を倒すとレベルが上がり、女子からモテる。
モテ度が増すごとに女子たちは僕の言うことを聞いていく。
なんでもし放題なのだ。
そのためには、柔道部や空手部、ヤンキー達を倒さなくてはならない。
昨日倒したのは、赤井。ヤンキーでも弱い方だから、簡単に倒せた。
仲間にするか、と聞かれたから、とりあえず仲間にしておいた。
赤井は現実世界でも弱そうな奴だ。
他にも青木、緑山、白戸、黒崎の4人も倒した。
こいつらは僕をいじめていたヤンキー達だ。片っぱしから従えようとした。
しかし、仲間は2人までしか出来ないことを知ったため、この中でも強い白戸と黒崎を仲間にした。
他の赤井、青木、緑山はいらないから消去した。
消えるときに泣き叫ぶように消えていくのが、心から笑えた。
モテ度もたまってきたから、そろそろ女子に声をかけることに決めた。
今はそれをやっている。
しかし、女子にもランクがあり、モテ度によって声をかけられる人が変わっていた。
今の状態ならば、月山さんに声をかけられる。
現実世界の月山さんは、おっとりした性格でかわいらしい顔立ちの人だ。
『ムサシくん・・・。』
打ち込んだことをやってくれると、説明書に書いてあった。
とりあえず、まずは・・・。
『キスさせて。』
『わかった。』
画面に近づくと、本当にキスをしているみたいになってムラムラしてきた。
次のアクションを起こそうとしたら、隣から水川がやってきた。
こいつはブスだから嫌いだ。
『私も何かする?』
消去。
間違えて月山さんも消してしまった。
でも、他に可愛い人はいっぱいいるからいいや。
僕はモテ度を確認した。
このままじゃ、学校1かわいい金田さんとエッチなことが出来ない。
もっといろんな奴を倒すことに決めた。
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