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「痛い痛い痛い痛い」
「(笑)」
「ベトベトする」
「(笑)」
「ねちゃねちゃする」
「(笑)」
「カブト虫になった気分だ」
「(笑)」
「・・・。」
「(笑)」
「何か謝罪の言葉はないんですか」
「(笑)」
「謝罪会見開いてもいいんですよ!?」
「(笑)」
「あああああああああああああもう!!!謝る意思はないのかよ!」
「無い」
「そこだけ喋るなよ!」
「俺は意思を伝えただけだ」
「そうだけどそうだけど」
行き場の無い怒りがたまるwwwいや行く場所は篠倉くん一筋なんですけどね(笑)
ぶっすーと自分でも気持ちわるいなって思うぐらい膨れていると、篠倉が僕の膨れたほっぺに向かって指を突き出した!
「ってえええええええええええええええ」
加減をしろよ加減を
「お前がそんな腑抜けてるから悪いんだ。早く元気になれよ」
「・・・。」
・・・篠倉ァ 涙がちょちょ漏れそうになったがちょっとまて。
雰囲気に飲まれるな僕。
いいこと言ってるかもしれねぇけど僕は許しまへんでー!
「あーあ。せっかく腑抜けの春野君のためにご飯作ってやったのになぁー」
「!」
「その辺のチワワにでも分けてやろうかなー」
今日は許しませんで・・・。飯にもつられまへんでぇ・・・。
「分けてくるわ」
でも・・・。
「篠倉」
「なんだ?」
お残しは
「許しまへんでええええええええええ」
僕は篠倉に飛びついた。
そしたら一発殴られて飯にするぞって言われた。
さすがオカンだなって思いました。
===ちょっと篠倉Side===
じゃれて、飯を作って、殴って、なんかこいつ犬みたいだなぁーとか思ってたら次の日の朝がきていた。
なんか忘れてるなーと思ったけど、春野は元気だし俺も元気だし、特に何の問題もないことだろうと思って、そのなんとなく忘れてるようなもやもやは俺の記憶から消し去った。
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