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「篠倉ーお前右の部屋か左の部屋どっちがいい?」
哉太は部屋を少し探索していた。
ドアをがしゃがしゃと開けると閉め感嘆の声を上げる。
それを繰り返す後、部屋はリビングを挟んで個人の部屋が右と左にあることに気がついた哉太は篠倉に声をかけたのであった。
「・・・どちらでも構わない」
「実は僕もどっちでもいいんですよねwww」
じゃあどちらでもいいじゃないかと篠倉は一瞬うんざりした顔をしたが、哉太が肩を震わせて楽しそうに笑うのを見て思わずなんだこいつ狂ったのかという顔に変化した。
「ごめんちゃいなどれす」
「何故謝る」
「いやなんか変な顔してたから」
「いや・・・なんでこんなことで笑うんだ 普通に会話しただけなのに」
哉太はんーといって唸って、そうだなと手を叩いた
「きっと嬉しかったんだよ」
「なにが」
「僕こんな前髪でこんな髪の毛の色でしかも17歳wうけるwって普通の人ならきもいわwってなるところなのに、篠倉は普通に話しをしてくれる それが案外嬉しかったのかな」
哉太は口に笑みを浮かべると「僕左とーった!!」と叫ぶ
叫んで左の部屋に走りだす哉太の髪から除く耳は少し赤かった。
篠倉はふっと笑うと「じゃあ俺は右で」と哉太の背中に声をかけた。
最初こそは変なやつであまり関わりたくなかったが、哉太で良かったのかもしれないな。
篠倉はそう思って、立ち上がった。
哉太は哉太で篠倉でよかったと嬉しそうに笑った。
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