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「ででででーん ででででーん」
「ベートーベンで気持ちを表現しないでくれ」
「よくわかったな篠倉」
「なんとなくお前という人格をここ30分で掴んだ気がする」
「HAHAHA俺がここで終わると思ったらぁ大間違いだぜべいべー」
「じゃあ一人で頑張れ」
「すいません篠倉様!部屋に戻らないでさみしい死んじゃう」
「俺は別に困らん」
「ぎゃあああああああああああ」
なんでこんなやり取りをしているのかというとそれは今さっきに遡る
『ピンポーン』
「はい」
奏が立ち上がり、玄関に向かう
ちなみに哉太は台所を物色中。お腹がすいたらしい
しばらくごそごそして食べ物を探していると、奏が帰って来た
「なんだった?」
「着替えとかの荷物が届いた」
「ほう 僕のは?」
「無い」
「Oh reality?」
「本当だ」
「あ・・・そういや荷物遅れるって親が言ってたような・・・」
母親にバレないように荷物を運び出すには、荷物は一日遅れてつくから、着替えとかは自分で準備しとけとか言われた希ガス
そんなこんなで哉太は悩んでいるのだった
「着替えとかどうするんだ」
「せやな・・・パンツとかは買ってくるとして服はなぁ」
唸っていると篠倉があぁと言った。
「俺のを貸してやろう」「ぬ」
「いや俺のを貸してやる。パジャマぐらいだったら貸せる。下着は貸せんが」
篠倉さんが若干黒い笑みを浮かべていたのが気になるが、ここはありがたく貸してもらおう。
「そうさなー貸してください」
「分かった」
「んじゃ僕はおパンツ買ってくるよぐへへ」
「キモイ」
「ひどい」
「キモチガワルイ」
「・・・行ってきます」
「行ってらっしゃい」
なんだろう・・・心が近づいたような気がしたのは気のせいだったのかな?
僕はとぼとぼパンツを買いに街に出ることにした。
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