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「ここの上の窓」
「fm」
セキュリティが甘い窓の下に来た。
チワワちゃんとの距離は500mくらい離れている。
僕頑張ったよ。
「これならよゆーっすよ奥さん」
「どこが余裕なのぉ・・・はしごは向こうにあるし」
「大丈夫。で、窓ってどうやって開くの?」
「それは問題ないよぉ。このスイッチで開くからねぇ」
チャラ男は懐からリモコンを出すとポチッっと押した。
開いた。
「なにチャラ男wwwちょっとは役に立つじゃないwww」
「へっへーん。ハッキングはお手のモノやで。俺が有意義に過ごすためにこの学校はそこら中俺のやりやすいように改造してあるんや☆」
「・・・え」
「しまった。ほめられてつい本性がでて・・・」
「・・・kwskと言いたいところだが、それは後で聞くぞチャラ男」
「そうして頂戴・・・」
「さて」
チワワとの距離は近づいてきている。
窓は開いた。
僕は懐から鉤縄を出した。
「てってれーん鉤縄」
「お前も後でkwsk」
「おうよ」
まずこの鉤縄を窓枠にかける。そしてチャラ男に縄を持たせる。
「俺この縄持ってもよじ登るような運動神経ないんやけど」
「まぁそこは大丈夫だよ」
僕は少し窓から距離を取った。
「この窓ってちょっとやそっとの衝撃じゃ割れないよな?」
「そうだよ」
「じゃあ大丈夫」
「え・・・まさか」
「そのまさかだよ」
僕は助走をつけて窓めがけて飛んだ。
「べふっ」
手を窓枠にかけれたが、顔面から結構な勢いで窓にぶつかった。
もうちょっとかっこよくいきたかったなぁ・・・。
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