その1高校生、大変です

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「はぁ・・・」 篠倉が怖い怖い怖い怖い ため息が怖い怖い怖い ため息だけで俺のライフを0にできそうDEATH 「まずは説教をしたいところだが・・・」 だが? 「その前にその傷の治療だな」 そうですよねーさすがにそうじゃなきゃ俺死ぬよねぇーw さっきからなにやら頭から生暖かいものを感じるんDEATHよねぇwww チャラ男を拾う時に壁に頭ぶつけたせいだよな・・・ よし次あった時ボコボコにしよう 「何やら先ほどから楽しそうだが・・・はやく傷を出せ」 おうwwいつの間にか黒い笑い声が漏れてたらしいww 「傷ってオデコにできてるよな多分」 「そうじゃないのか」 「あははは・・・篠倉自分で処置するから自分の部屋に戻ってくれまいか?」 「はぁ?何を言っている。そんな所自分で処置できるわけ無いだろ」 「頑張るw」 「いいから早く出せ」 篠倉が前髪をあげようとする 僕は必死にそれを拒んだ 「いやだ!」 「なんでだ」 「なんでも!」 僕はコミュ障はコミュ障でも程度がひどくて・・・。 「そのままだと血が止まらないし不衛生だ」 「だとしてもいやだ!」 前髪越しだったらいいんだけど 「強引にでも」 「ぎゃあああああ」 何も妨げがない時に相手の顔を直視すると 「なんでそんな目を瞑っている」 「目が・・・目があああああ」 「黙れ」 「はい」 ・・・まぁそれはいずれ僕が相手を直視するとどうなるか分かるだろうし、今回は目をつぶりますw 「血が入るといけないしそのまま瞑っておけ」 「おう」 そして篠倉はどこからかヘアピンを出すと、僕の前髪を丁寧に留めて治療を開始した。
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