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「痛い!痛いよ篠倉!もっと優しくして!あ、なんか今のセリフエロ「シネ」ぎゃああああああああああああ」
ちょっとジョークも通じないの!とか言いたかったけどさらに傷をえぐってきそうなので何も言わないでおく。
「飲み物を買いに行くにしては遅いと思って探しに言ってみれば・・・」
篠倉は深い溜息をついた。
「何をしてたんだ」
「いやあ・・・なんか生徒会の会計(笑)に連れ去られてカクカクシカジカなわけよw」
「・・・」
「ぎゃああああああああ無言で傷をえぐらないで!怖い!痛い!話すのめんどくさいんだよwwwwごめんてwww」
「・・・別に聞いても面白くなさそうだからカクカクシカジカでいい」
「だったらえぐらな・・・ぎゃああああああああ」
さっきから篠倉が楽しんでる希ガス
「楽しんでいるのもあるが、主に心配をかけた罰だ」
心の声が漏れてたwww
というか
「心配かけ・・?」
心配かけてたらしいwww
「まったくだ」
そうやって言いながら篠倉は終わったと言って前髪のヘアピンを外した。
目に前髪がかかる。
僕はゆっくり目を開いて前髪越しに奏の目を見た。
「心配・・・だったのか・・・」
思わず口がにやけた。
心配。 久しぶりだな。
「なんだニヤニヤと気持ち悪い」
「べっつにー篠倉はやっぱりお母さんなんだと思ってwwwwww」
「・・・」
「あ」
「春野もう一度傷を見てやろう」
「いいです結構ですご遠慮くださいいいいいいいいいいいいいいいいい」
篠倉の真っ黒いオーラを感じながら僕は逃げこむようにして自室に入った。
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