その1高校生、大変です

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「はぁ・・・」 午前の授業がやっと終わり、昼休みに入った頃 「授業・・・めんどくさいな・・・」 そうしみじみと一人で呟く僕 「あのくそホスト、僕ばっかり当てやがってよ」 くそホストとは担任のことである。 イケメンでチャラくてホストっぽいw 「はーあ」 学校ってこんなに疲れるんだなーなんて考えたりして。 でも嫌な疲れじゃない。 堂々と勉強できて運動できて、こんな前髪だしキモイから話しかけてくれる人なんて篠倉とか優しい人とかしかいないけど、僕には十分だ。 だけども・・・ 「篠倉はなんであんなにモテモテなんだよ!!!」 やっぱり篠倉の周りには人がたくさんで。 男ばっかりだけどなwwwwwwwwwwwwwwwwウホッいいケツってかwwwwwwwwwww 篠倉はすっごい嫌そうな顔してるけどなwww ざまぁみろwwww 「・・・。」 「・・・・・・・・。」 うぐぐ・・・。 無言で食べるご飯ってものすごく寂しいものなんだなやっぱw 「くっそ・・・。」 ざまあみろとか思ったけど、正直いって一緒に食べれないと僕が寂しいですwwwww 泣きたいなぁーww そんなことを考えていると昼休み終了のお知らせのチャイムがなる。 「明日は・・・」 明日の決意を固めていると、奏がチワワの群れをかき分けこっちへやってきた。 「あれ?篠倉君wwwチワワちゃんたちはいいんですかwwww」 「・・・あいつらウザイしお前もウザい。次移動だけどお前動こうとしないから教えてやろうと思っただけだ。」 「おーサンキュー」 「・・・。」 「どした?」 篠倉くん急に黙るよーwwww 「はぁ」 「本当にどうしたしwww」 「別に。ほら行くぞ」 「あー待って待って」 「3分間だけ待ってやる」 「え?w篠倉くん?www」 「・・・。」 「恥ずかしがるなよーwこれこれwwwのりがいいのは良いことだよw」 「うぜぇ」 「・・・。」 相変わらず篠倉くんは僕の扱いがひどい。 そんなこんなで移動を始めた僕達だった。 「なんだよあの銀髪」 「キモイくせに」 「ふざけんなよ」 置いてけぼりにされたチワワ達のことはすっかり忘れていた。 だから当然チワワたちから発せられる殺気のようなものにも気がついていなかった。
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