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「そういえばさぁ、明日とうとう本番だねっ」
彩希ちゃんがニコニコしながらスカートの裾をもってくるっとまわる。
少し短くしているそのプリーツスカートがひらりと舞った。
「そうなんだよ~今から手が震えるよ」
そう言いながら私は両手をあげて彩希ちゃんに見せた
私の両手は寒いわけでもないのにプルプルと小刻みに震えていた。
「ちょっと~!緊張するの早くない?明日だよあ・し・た」
彩希ちゃんが少し呆れた顔をしながら私の両手をぎゅっと握ってくれた。
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