~15歳・文化祭~

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「鈴村さんは忘れんぼさんなんだね」 「毎週のように忘れてます」 同じクラスなのにほとんど話したことのなかったから、とても恥ずかしくて顔が赤くなってしまった 「何部?」 「あ、演劇部なの」 「えっ!?台詞とか大丈夫なの?」 「・・・多分?」 あぁ、恥ずかしい。 私の顔はきっと耳まで赤くなってるんじゃないかしら 「忘れんぼさんで、恥ずかしがり屋さんの鈴村さん」 クスッと彼が口元を押さえながら笑いを堪えてた 「・・・ゴメンナサイ」 恥ずかしすぎて私は何故か謝ってしまった 「なんで謝ってるの?何も悪くないのに・・・ククッ」
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