あり得ない事などあり得ない

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着替えた流佳は、朝食を食べる為、一階へと降りた。 今更だが、自分の部屋は二階だ。 流「 ふぁあ....眠ぃ。」 ぼんやりする。うん。我ながら低血圧だと思うよ あ、どーも皆さん、初めまして 沖田総司の子孫の、沖田 流佳と申します。 え?沖田総司の子孫の家なのに日本家屋じゃないのかって? ..........他にも家はあるのさ そんなことより! 流「 朝食が....無い!」 朝食無しなんて考えたくも無い流佳は、慌てて探しだす 棚をゴソゴソ、テーブルの上をガサゴソ.....床下...天井...(おかしーだろ) あ!あったぜ!パン! なんでこんな所に.... 賞味期限は、平気だね!よし、いただきます .................. ごちそーさま さて、学校に行きますか 流「 行ってきまーす!」 誰もいない家には、声がよく響く。悲しいけど、もう慣れたし ーガチャ 外へ出る 今日は家族の命日。 流「 (桜が、綺麗だな)」 後で持って行ってあげようか 今日もまた、平凡な一日が始まるはずだった この時から運命の歯車は回っていたのかもしれないー 止めようとしたって ーもう遅いー
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