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「ちらっと見た感じではT-80の改良型。全員で囲めばなんとか無力化できると思う」
「T-80相手に? 無理よ!」
「これがあればいける」
薫が誇らしげに自らの武器をなでる。
「私は賛成する」
「俺も賛成だ。いつまでも逃げ回ってるのは俺の性に合わないしな」
和穂、陽一も次いで賛成の意をあらわす。
「私は反対よ! 戦車相手なら歩兵十人でも足りないわ!」
「和穂!」
止める間もなく走り去ってしまった。
「仕方ない。この四人でやるしかない」
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