卒業

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3月8日 長い日々を得てとうとう卒業 卒業なんて…と思っていたのに その一年はあまりにも楽しくて その一年はあまりにも恋しくて みんなとの日々が愛おしい 長い年月の間 カラカラに乾いていた私の心を 「寂しさ」が不意に潤す みんなとの、「ばいばい」 先生からの「おめでとう」 そして「また、会おうね」 泣いてる顔を見られたくなくて 必死に我慢したけれど、 どうもその日は堪えられない。 待ちに待っていた「その日」が 急に、「来てほしくない」と心が叫ぶ 「戻って!」と「止まって!」と いくら叫べと、進むだけ。 今を楽しみ 前を向こう…。 それでも過ぎた過去は私を掴む 「私を忘れないで」 「皆と過ごした日々を忘れちゃダメだよ」 と、過去が私を捕まえる。 また会いたいな。 離れたみんなの面影を 瞼の裏、浮かばせて
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