2496人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
「大体、亜希はいつもいつも無茶ばかり… そんなに俺は亜希に信用されていないのか?
いつもいつも‥
亜希は俺に何も言ってくれない… 何も教えてくれない…っ 俺はもう何も出来ない子供じゃない」
もっと頼ってくれ、とそう言ってくる彼方に俺は俺で途方にくれる…
んなこと言われてもな‥
つか、これでも彼方を頼ってんだけど… 兄貴として俺は俺で彼方にもっと頼ってほしいと言えばきっと彼方は納得しないだろう。
「…見たところ、怪我も大した怪我ではなさそうですね」
その第三者の声にハッとする。ヤベ‥ 生徒会と風紀の連中をすっかり忘れたままだったわ…
俺と同じく彼方もすっかり忘れてたらしい‥ 存在を。つか、お前が連れてきた連中なんだから忘れてやるなよ?
.
最初のコメントを投稿しよう!