故郷返り《サトガエリ》の続き

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俺に対する変態発言に、ツッコミを入れたいところなんやけど…… 遼「か、肩イカれた……。 ぐぉぉ……ッ!」 そう、今ので肩が外れちゃったのよね。 あかん、本真に痛い。 遼「フゥ……フゥ……よいしょ!」 ポコッ お、入った入った。 俺は、肩を何度か回してみて、違和感がないことを確かめる。 クー「ねぇハー君、どうするの? 続ける?」 遼「いや、今日は止め。 ちょっと慣らしてくるわ。」 腕を組みながら、眠そうにしているクーの質問にそう答えた俺は、自室の修行部屋へと向かう。 そして、中に入った俺は、自分の力を確かめるべく、分身を作り出し、そいつとひたすらに戦った。 数時間の後、完全に自身の力を把握した俺は、封印を再度かけ直し、その部屋を出た。 遼「あ~、疲れた。 風呂入っ……てる時間なさそうやな。 もうすぐ飯か。」 すでに晩飯の時間が迫っていることに気づいた俺は、ソファーに座り、タバコに火をつける。 プカプカと浮かぶ煙を、魔力でコントロールして遊んでいると、いつも通り、セレナが俺を呼びにきた。 セレナ「ハナミヤ様~、ご飯ですよ!」 遼「はいは~い!」 そしてその日は、いつも通りに飯を食って、風呂に入って寝た。 次の日…… 遼「ほな、行こか。」 アイナ「ねぇ、行くっていったいどこへ?」 セレナ「そうですよ。 そろそろ教えて下さいよ。」 俺達は今、城の通路を通りながら、外に停めてある車へと向かっている。 アイナとセレナが、目的地はどこなのかと、しつこく聞いてくるが気にしない。 遼「にしても、お前らさぁ…… もうちょっとお洒落しようや。」 せっかくの休みにも関わらず、城で支給された普段着で歩く2人を見た俺は、寄り道することにした。 しかし、当の本人達はあまり気にしていないご様子。 そうこうしているうちに、車へと到着した。 遼「お前ら乗ったか?」 「「は~い。」」 2人がいることを確認した俺は、車を発車させ、城の敷地を出た。
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