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部屋から出たくない。
嗚呼、最悪…。
兄の明はまだ帰って来てないから
いいけど、どうしよう。
「はぁ…」
担任が配る試験の結果を見て
愕然とした。
全ての点数が赤点だっだったのであ
ある。
それは自分で仕方ないと思う。
面倒だからしなかった。
「ただいまー」
下から明の声がした。
うわぁ…帰ってきたし…。
隠したとしても直ぐにバレてしまう。
明に絶対バカにされるわ。
これがいわゆる
“絶体絶命?”というのだろう。
「最悪…」
ポツリと呟いた言葉は
虚しく消えた。
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