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「裕介、扉開けっ放し…」 明はあんぐりと口を開けてる。 「もう帰って来たん?」 「まぁ…委員会だったから 遅くなった」 会話は噛み合ってないけど それでもいい。 部屋は同じのため 煩く出来ない。 「お前の友達がバスケしてわー」 「ふぅん」 「遊ぶのに頭使うなら 勉強したらええのに…」 制服をハンガーにかけながら 明はため息を吐いた。 「…」 怒りを抑えるため涼しい顔で 明を睨んでやった。 「裕介も思うやろ?」 「…楽しむことも必要だから 兄さんの言うことだけじゃないと 思うよ」 「やっぱり違うな…」 食い違いが僕らは多くて 対立するときがある。 兄弟で考え方が全然違う。 バスケが好きな俺と 生徒会長の兄は学校で 差が起こる。 頭のいい明は 教員全員から頼られているが 俺は冷たくされると思う。 あくまでそう思ってるだけ。
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