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どうするべきなんだろう。
颯太と凛が別れたことは柚葉にとっても大問題。
校長の話なんて頭に入ることもなく、もんもんと頭を悩ませる。
何故かわからないけど、颯太と凛は別れた。
旬は告白するつもりはない。
柚葉は…、
「これで、開会式を終わります。」
耳に入ってきた言葉に、柚葉は顔を上げた。
涼しい風が吹いて、柚葉の髪をなびかせるのと一緒に周りの木々を揺らした。
涼しい風に冷やされた頭で、視野を広げてみれば一瞬で柚葉の目に旬が写った。
その旬の視線の先にいたのは、やっぱり彼女だった。
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