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俺の名前は緋口慎二。
....ここはどこだ?
俺は周りを竹藪に囲まれた場所に倒れていた。
「なんなんだ?」
俺は89式小銃を腰だめで構え、辺りを見回した。
「キノコ♪キノコ♪」
俺は草むらに隠れ、声がした方へライフルを構えた。
出てきたのは金髪に白黒の魔法使いみたいな格好をした少女だった。
「....魔法使いか?」
俺はこっそり少女の後ろに忍び寄った。
「動くな」
「.....!」
少女は一瞬こちらを振り返ったが、すぐ前を向いた。
「だ、誰だよ...」
「俺か?緋口慎二だ。二つ質問がある。ここはどこだ?それと、お前は誰だ?」
俺は少女が両手を上げたのを見て、ライフルを下に向けた。
「ここは幻想郷。妖怪や神とかが住んでる世界だ。あと、私は霧雨魔理沙だぜ」
「そうか。いきなり悪かったな。敵かと思ってな」
俺は魔理沙を見た。
見た目は不思議だが、なかなか可愛い女の子だな。
「いいんだ。それで、慎二は住むとこあるのか?」
「いや、ないな」
俺は住居に困っていた。
服は迷彩服でいいし、レーションがあるから食事には困らない。
だが、住む場所はたしかに必要だ。
「私の家に来るか?」
「いいのか?」
「ああ、いいぜ」
魔理沙はそう言うと、箒に跨がった。
え....まさか
「さ、後ろに乗れよ」
「あ、ああ」
俺は魔理沙に言われた通り、箒に跨がった。
「じゃあ、いくぜ」
魔理沙が言うと、俺の身体に急激な重力が加わり、空に浮いた。
「えー、すげぇ」
「だろ? すぐ着くからな」
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