過去へ

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「………」 桜はまだ蕾の硬いさくら桜並木が並ぶ丘に立っていた。 信じられない、光景に声が出ない。 丘の下に見えていたものは、ましく、桜が研究している、江戸の街そのものだった。 「うそ…そんなことって……」 本当に、本当の本当に時を超えてしまったのだ。 「………ありえない」 研究していたとはいえ、過去は過去。 桜は右も左も分からない過去に一人放り出されたのだ。 「ありえな~~~~い」 桜はただ、ただ叫ぶしかなっかた。
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