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茉理愛は、初日早々周りの生徒達に陰口を叩かれていた。どう見ても可愛い制服が似合わない茉理愛は陰口が聞こえても気にせずフェリシア学園の校舎に目を輝かせていた。
「貴女、此処が何処かご存知なの?」
「聖フェリシア学園です。」
「何も出来ない庶民がその制服を着ているのはおかしくなくて?」
「此処の入学許可証はあるので問題ありません。文句があるなら理事長に言って下さい。」
理事長と聞くだけで上級生の女生徒は何も言えなくなった。そこに、茉理愛の肩に優しく手をおき上級生の女生徒を見下げ何か言った。
「ヒイッ!申し訳ありません。神条様…」
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